カルビーのポテトチップスとアートブック。
- 5月15日
- 読了時間: 2分
カルビーのポテトチップスのパッケージが白黒のような2色印刷に切り替わるというニュースがありました。
理由は、中東情勢の影響で包装資材や印刷インクに関わる原材料の調達が不安定になっているため。
商品の中身や品質に問題があるわけではなく、ポテトチップスを安定して届けるために、パッケージの印刷を一時的にシンプルにするということのようです。
ポテチの袋が白黒になる。
考えてみると、本の世界にも関係のある話だなと思いました。
とくに写真集や美術書、建築書、デザイン書などのアートブックにとって、「色」はとても大切な要素です。
写真集なら黒の深さや、色の鮮やかさ、紙の白さによって印象はかなり変わります。
美術書なら、作品の色がどれだけきれいに再現されているか、などなど。
もちろん、印刷はきれいであればいい、豪華であればいいというものでもないと思います。
あえてモノクロにする本もあるし、少ない色数だからこそかっこいい本もあります。
シンプルだからこそ、内容がより強く伝わることもあると思います。
ただ、コストが上がっていく中で、昔のように手間をかけた本を作ることは、これから少しずつ難しくなっていくのかもしれません。
そう考えると、過去に作られた写真集や美術書、建築書の中には、今見るととても贅沢な作りのものがたくさんあります。
厚みのある紙、きれいなカラー印刷、しっかりした装丁。
そういうものも含めて、アートブックの魅力なのだと思います。
その時代の印刷や紙、デザイン、出版文化がそのまま残っている。
ポテチの袋のニュースから少し話が広がりましたが、身近なものの色や印刷が変わるという出来事は、本の価値について考えるきっかけにもなりました。
LIEB BOOKSでは、美術書、写真集、建築書、デザイン書、工芸・民藝の本などを中心に扱っています。
内容だけでなく、紙や印刷、造本の良さも含めて、一冊一冊を見る事を大事にしています。
ご自宅に眠っているアートブックや写真集の中にも、今ではなかなか作れないような本があるかもしれません。
整理やご売却をお考えの際は、ぜひお気軽にご相談ください。


